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第1の壁

受験するって決めるまで、すごく悩んだ。

去年の11月くらいに、ふわっと「この育休中に不動産鑑定士でも取ろうかな」て楽観的なことを考え始めたのが最初だった。

このときは、調べれば調べるほど「難しい」「合格しても実務修習が大変」だということが分かった。しかも、実務修習では1年、2年ほどかかり、大手鑑定会社以外はほぼ実務修習費用は自己負担らしいということも分かった。

実務修習費用はおよそ100万円。たけぇ。

合格後を考えると、この実務修習がネックになり不動産鑑定士試験に二の足を踏んでいるって人もいるんじゃないかと思う。

調べてすぐに、「無理だわ」と諦めたのだ。

それなのに再び「受験しよう」というふうに気持ちが再熱した。

実は去年の11月頃から、今年10月の宅建試験に向けて勉強を始めていた。鑑定士受験を諦めたときも「宅建は勉強するし、不動産系資格は宅建が取れればいい」と考えていた。

もちろん、まだ宅建の受験生でもある私が、なぜ鑑定士も取りたいなんて思ったのか。

今年4月に、2人目の育休があと1年間残ってるってときに(来年4月に復帰予定)ふと鑑定士のことが脳裏に蘇った。時間があるから勉強したいという気持ちや、今の仕事の延長線上に鑑定士がある、という想いが湧いてきたのだ。

ただ、「どうせ思いつきだし、憧れかもしれない。受けたいなって気持ちが1ヶ月続いたら受けるのを考えよう」というふうに思い止まった。だって宅建の受験生でもあるのだから。

そしてとうとう6月が終わる頃まで、その気持ちは持続した。

持続したからと言って必ず合格するわけではないけれど、鑑定士への興味をこのまま「勉強が難しそうだから」で止めるのは嫌だった。難関国家資格というふうに言われているけれど、箔が付くとか、ネームバリューがあるから、とかそういうのが受験動機ではなく、仕事への糧が大きいのだと思う。そして独立できる、手に職ができる。

私のこの決断は本当に間違いないのか?

そう自問してばかりで1日、1日が過ぎていく。考えている時間が無駄に思えて、YouTubeで「自己理解」を発信している八木仁平さんを知った。

自分が最期に何て言って亡くなりたいか。

やりたいことの探索の中で、そのフレーズを見たとき、「いろんなことに挑戦してよかった」といえる人生にしたいなと思ったのだ。

去年の11月に「受けてみたいな」と思って、今年4月に「受けてみたいな」て再び再熱するのだから、きっと三度目、四度目と再熱するのは明白なのだ。

私は高校生の頃、日商簿記1級を勉強していた。結局、卒業後の春休み期間中も簿記の先生のご厚意で1級の勉強を進めていたが、高卒で仕事を始めたため消化不良のまま受験することもなく終わってしまった。未だに「簿記1級を取ればよかったな」「あの頃勉強を続けておけばよかったな」と後悔していたりする。

だから、今回3ヶ月考え続けて挑戦してみることを決断できた。

決断までに3ヶ月。夫、子ども2人のいる家庭です。次の第2の壁は「夫の理解」です。では。

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